2008年07月31日

137回 そしてまた仲間や家族とともに!

 日本弁護士会館の控え室で、僕を含む7人とその家族、弁護団、JR東労組本部役員が打ち合わせをしました。弁護士が言いました。

「控訴の手続きに入ります」

「お願いします。控訴します」

 このあと僕らは東京・浜松町にあるメルパルクホールに向かいました。1600人の仲間が待ってくれていました。

 職場の仲間やバスケの仲間が本当にがっかりしています。僕より仲間が落ち込んでいます。この時の心境を「有罪判決を受けた僕らにどう声を掛ければいいか分からなかった」と仲間の1人が後日教えてくれました。

 会場でマイクを持った僕は仲間にこう言いました。

「みなさん大丈夫ですか? 僕は大丈夫です! 次は勝ちます!」

 決意を述べ、仲間と心を1つにしました。

 次は家族です。

 控訴の確認は日本弁護士会館でしましたが、これは手続きのようなものであって、仲間と家族が「控訴するんだ」と心を1つにした時こそが本当の意味で控訴に向けた闘いの始まりなのだ、という思いがありました。妻の理解は絶対に必要なのです。

 家に戻り、妻の言い分をすべて聞きました。

「3年我慢すればいいんじゃないの」

「裁判闘争はもう嫌だ」

「普通の生活に戻りたい」

 妻の考えや苦労をじっくり聞いたうえで、僕は言いました。

「それでも僕はやっていないんだ。控訴したいんだ」

 妻は一瞬の間をおいて、僕の思いを認めてくれました。

「そうだよね。分かった」

 この時、控訴に向けた新たな闘いの一歩を確実に踏み出しました。


【花粉症の季節に始まったこのブログが、37度の猛暑を記録した7月まで続きました。読んでくださってありがとうございます。大きな反響を得ることができ、ブログに書いてよかったと思っています。
 これから控訴審が始まりますが、僕は何もやっていないという従来の主張を貫いて、堂々と闘っていきます。引き続きのご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。
 僕の逮捕から控訴までの記録は今回で終わります。今後も折に触れてこのブログに書いていくことになるかと思います。近いうちに元気に再会しましょう!】

ogurojru at 17:00│Comments(17)TrackBack(0)この記事をクリップ!闘う日々 

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この記事へのコメント

1. Posted by 団結こそ最大の力   2008年07月31日 17:28
長い間ブログ読ませて頂きました。今後始まる控訴審勝利にむけて、職場を固め、職場復帰、完全無罪を勝ち取るまでたたかって行きます。お体に気を付けて、家族、組合員、支援者一体となり権力の野望を打ち砕いてやりましょう!
2. Posted by 北の投稿人   2008年07月31日 22:17
 このブログを知ってから、オグロさんの思いを深く知りつつ、自分を奮い立たせてきました。そして、浦電事件の不当性を自信を持って街頭で訴え続けることができました。
 今後も仲間と共に、オグロさんと共に控訴審勝利に向けて取り組んでいきます。機会があれば、また飲んで語り合いましょう!!暑さはまだまだ続きますが、体調に気をつけながら共にたたかい抜きましょう!!
3. Posted by 風林火山   2008年07月31日 23:43
5 このブログをもっと多くの人に読んで欲しいです。今の社会はすべてがご都合主義に流れ、やったもの勝ち的になっています。食品偽装だけでなく行政司法偽装とも言えると思います。いつから日本に正義がなくなったのでしょうか。これからを担う子どもたちの為にも胸を張って生きていける社会をつくる為にもこの冤罪をはらさなければならないと思います。おかしいことはおかしいと堂々と主張し、甲州から連帯します。
4. Posted by 十勝花子   2008年08月01日 01:06
どんな小説も、真実の叫びには勝つ事が出来ないでしょう。
本当によくできた日記でした。

息子さんの為にも、良かったと思います。
どれだけ父が闘ったかという
勇気の記録ですもの・・・。
息子さんを抱きしめて、涙ぐんでいた
小黒さんを、私は決して忘れません!

5. Posted by 路地裏の猫   2008年08月01日 02:33
ブログ毎回欠かさず読ませていただきました。事件の発端から逮捕、拘留、有罪判決、控訴審への嘘偽りのない、ありのままを書くというのは、小黒さん始め美世志会のみなさんの強い意志とたくさんの仲間の皆さんの支えや応援があってこその事だったと思います。 
 いろんな意見が交わされ、人それぞれ様々な見方があり、当事者でしか判り得ない真実を広めるというのは、難しいと痛感しました。
 ご家族の葛藤は言葉に言い表す事もできないくらいです。。。でも国家権力・会社・マスコミ・名ばかり労組に仕組まれた事件を有罪のまま終わらせるわけにはいきません。
 この事件はモノを言いづらい今の閉塞社会とリンクしている大きい社会問題だと思います。社会の底辺に暮らす労働者のパワーを集めて、無罪が確定する日まで、一緒にがんばりましょう!
6. Posted by mire   2008年08月02日 11:31
"ブログ"有難うございました。しばらくは休憩してください、お疲れ様でした。小黒さんの心の痛みをどこまで理解できたのか自問自答しています。
このブログに本当の終止符が打たれるときは、お祝いのファンファーレを鳴り響かす日!♪ 絶対に勝ちましょう!
小黒さんの目が"うれし涙"で溢れる日を!
7. Posted by 浜のツキノワグマ   2008年08月02日 15:24
欠かさずに見ましたし、ちょくちょくコメントさせていただいていました。全部読んでみて、「Yと対話しただけなのになぜここまでひどい目に遭わなければいけないのか?」疑問と怒りを感じました。大げさかもしれませんが、この有罪判決によって団結権だけでなく、職場内の・・・いや、人間同士のコミュニケーションが否定されたとも感じます。団結強化の前提として、仲間同士のコミュニケーションが必要不可欠です。それが否定されたと感じています。世の中を見れば、秋葉原や八王子での殺傷事件なども、家族や職場内でのコミュニケーションが取れていれば起きなかった事件だと感じます。労働者を一切団結させない、労働者同士の会話も許さない、そのための一つとしてこの「えん罪・JR浦和電車区事件」が仕掛けられたと改めて感じました。
以前、小黒さんから言われた一言が今でも心の中に響いています。辛いときはその言葉を思い出しながら自分を奮い立たせています!完全無罪をかちとるまで、共にたたかいましょうそして、また飲みましょう(笑)
8. Posted by 多喜二   2008年08月03日 22:06
5 本当はまだまだブログ続けて欲しかったです…リアルなやりとりやその時思った事は美世志と同じ経験をしてない俺たちには想いを馳せる、想いに立つということで非常に学ばせて頂きました!まだ続けて欲しいと小黒さんには言いましたけど控訴審に集中し勝利するためにも『休止』すべきだなぁと思いました。素敵な親父であり、人間であり、共に闘う仲間である小黒さんと控訴審勝利に向けて共に闘います!
9. Posted by 検修   2008年08月04日 01:01
ブログを読むことで普段見ている資料などよりも小黒さん・美世志会と家族のこれまでの苦闘と、共に闘ってきた仲間の力強さを感じ取れました!
もう一度ブログを読み直して、これからの控訴審勝利に向けて決意を新たにしていこうと思います!
10. Posted by 海   2008年08月04日 17:15
5 お疲れ様でした。家族にとって裁判を続けることはいやなことかもしれません。しかし無実なんだから、奥さんも理解してくれたのでしょう。
控訴審での無罪判決信じています。がんばろうね!応援してます。
11. Posted by 八王子から(26回生)   2008年08月12日 08:10
…01年9月に分会役員になり現在も分会役員をしています。紆余曲折をくり返しつつも、この間の「運動」を通じて私自身も組織も、人間らしく・労働者らしく磨かれてきました。
12. Posted by 八王子から(26回生)   2008年08月12日 08:32
…続き…
 この間の「反弾圧のたたかい」を通じて、私は自覚させられました。「私(達)は支配される側の人間だ!」と。その一点だけは国家権力に感謝しつつ…
 「労働者の団結(生存)権への弾圧を許さない! 会社による人事権乱用を許さない!」という意志を、さらにさらに職場に・社会に広げていきましょう。未来にむけて…
 いざ、共に闘わん!!! 
13. Posted by 沙南   2008年10月14日 12:47
私は青森県に住んでいる高校生です。通学のために電車を使うのですが、ある日もよりの駅からでたとき、この事件のビラを配っているのを見ました。私はそれをとり、読んで
「…なんだこの警察のやり方」
と怒りがこみ上げてきました。
私は小黒さんたちを応援します。警察のやり方にも、今のこの時代にも憤りを感じます。
小黒さん、まだまだ苦しい日々が続くと思います。けれど、かすかに見える希望を見失わなければ、道は開けます。
青森より、応援しています!!
14. Posted by 北の投稿人   2008年10月21日 22:56
小黒さん、森づくりお疲れ様でした。このブログは、まだまだ多くの人々の心に響いていますね。たたかいが前進している証拠です。
この間、美世志会に支援をいただいていた三浦和義さんを陥れ、命を奪った権力を許すことができません。都合の悪い真実を葬るために、手段を選ばない権力は恐ろしいですが、絶対に負けるわけにはいきません。真実は我々の側にあります。12月から始まる控訴審絶対に勝ちましょう!
15. Posted by たたかう事務分科   2008年10月26日 17:29
5 小黒さん、連日お疲れさまです。控訴審が始まります。絶対勝利しましょう!私は11・1の大集会は年休とって結集します。私達のやってる事は間違ってません。共にたたかいましょう!
16. Posted by 旅プレ参加者   2008年11月07日 17:58
このブログのことは 今年のJR東日本 宇都宮支部が主催した列車の旅の時にいただいたティッシュで知りました。それから少しずつ読んでいたのですが辛い日々を過ごされていることに胸が痛みます。
警察のやり方や酷いですね。
どんなに辛くても何も悪いことをしていないなら堂々と生きて行ってください。
罪のない人間が冤罪処罰されるなんて絶対に許されることじゃない。
絶対にまけないでください
応援しています
17. Posted by bunmei   2009年02月15日 12:32
5 私も、警察の捜査における全面可視化を求めます。昨今、テレビ朝日のサンデープロジェクトにおいて、一部可視化は冤罪を生みだしかねないことをしりました。国家権力の横暴を止めることを期待してます。

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