2008年07月29日

135回 判決

「主文。懲役1年、執行猶予3年、未決勾留200日」

 判決を述べる裁判長を僕はにらみつけました。不当判決だ。ふざけるな。

 2007年7月17日、東京地方裁判所の104法廷。えん罪の僕ら7人が並び、裁判長がか細い声で判決文を読み上げています。最初に判決を言い渡された先輩が有罪判決でしたから、僕もそうなるだろうと思って待っていました。

 僕が並んだ位置は5番目です。順番に有罪判決が出て、“有罪の波”が僕に押し寄せてくるような感じがしました。

 でも、僕は“有罪の波”に飲み込まれるまいと心を奮い立たせました。傍聴席には仲間と家族が見守ってくれているから、心を奮い立たせてしっかり立っていることができたのです。

 突然逮捕された2002年11月1日のころの僕だったら、腰が砕けてしまって到底立っていることはできなかったでしょう。仲間と一緒に闘ってくるうちに、いつの間にか鍛えられていたのです。

 判決文を読み上げる裁判長の声は自信なさげです。

「裁判長! 聞こえない!」

「ふざけるな!」

 傍聴席から声が飛びます。悔しさを共有してくれる仲間がいるのです。

 法廷で有罪判決を受けても僕は一人ではありません。

ogurojru at 14:00 │Comments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ! 闘う日々 

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この記事へのコメント

1. Posted by 浜のツキノワグマ    2008年08月02日 15:09
判決が出たときは傍聴券獲得に来ていました。有罪判決だと聞いたとき「ふざけるな!!」と心の中から怒りが湧いてきました!「なんで7名の仲間は無実なのに有罪なんだ!?」と、強く怒りを感じたことを覚えています。改めて思うのですが、裁判長や裁判官が全員交代している中で裁判の内容全てを知らない裁判長がなぜ有罪判決をだせるのか?あまりにひどいえん罪事件だと思います!逆を言えば、なんとしても有罪にするために時間稼ぎで裁判が5年間にも及んだと思いますし、裁判が5年もかかったことを思えば、小黒さんをはじめ7名の仲間は何も悪いことをやっていないということが証明されたと思います!

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