2008年07月11日

124回 検事は怖い

 検察側の質問は続きます。

 初公判のあと僕はN検察官から「お前も不当だと思っているのか。不当だと言えば裁判所に逆らうことになる」と言われました。このことを検察側は持ち出してきたのです。

「私はやっていないというふうには検事に言えなかったんですか」

「言えなかったです」

「理由は何ですか」

「怖いからです」

「怖い理由は」

「検事さんは怖いですよ。取り調べの目の前に現れれば」

「『お前も不当だと思っているのか』と言われた時、何か脅迫文言みたいなことはあったんですか。脅されたようなことは?」

「脅迫する検事はいないと思いますが、検事は怖いですよ、私からすれば。取り調べで目に前に現れて『お前は逆らうのか』と言われれば怖いですよ」

「特に何か具体的な怖い言葉を言われたわけではないんですか」

「ですから、検事は怖いです。取り調べに現れた時の検事は怖かったです」

「どういう部分をとらえて怖い怖いと言っているのですか」

「言葉じゃないですよ。取り調べに現れる検事自体が怖いということです」

 検察側が質問を重ねれば重ねるほど、僕が当時置かれていた精神状態が明らかになっていきました。

ogurojru at 14:00 │Comments(3)TrackBack(0)この記事をクリップ! 闘う日々 

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この記事へのコメント

1. Posted by 検修    2008年07月12日 09:15
取り調べでの検事の怖さというのは、実際に経験した人でないと分からないでしょう。
美世志会だけでなく、冤罪事件に巻き込まれた全ての人が自白を強要されているはずです!
検事とは事件を解決するのではなく、処理するために存在するようにしか感じられません!
そんな人達のために税金が使われていると思うと腹が立ちます!
2. Posted by 北の投稿人    2008年07月14日 06:38
 いきなり逮捕され拘留されている中、連日の取調べが行われることで、心身ともに疲弊するのは当然だと思います。検事は自分たちが有利な環境をいいことに、脅し・誘導尋問をしています。卑劣としか言いようがありません。
 このようなことを許さないために、取調べの可視化を絶対に実現させなければなりません。これ以上えん罪被害者を増やすわけにはいきません。
3. Posted by マンボー    2008年07月14日 12:00
5 約99%有罪になってしまう、今日の裁判制度。その中にはやはりオグロさんの取り調べのように検事の威圧的な態度により、恐ろしくやってもないことをやってしまったと言ってしまう人もいるのではないでしょうか。よくニュースなどでも警察、検察の取り調べのやり方に問題があったが為に無罪になった事が取り上げられています。今回のオグロさん達の件もそうではないでしょうか。もっと日本の裁判制度を考えないといけないです。

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