2008年06月06日

98回 うれしくて申し訳なくてありがたくて

 Y君が法廷に登場した第3回と第4回の公判のあと、東京・小菅の東京拘置所に面会に来てくれた妻に言いました。

 「いやー、デタラメだったね」

 「まったくおかしな話だったよ」

 「本当に悔しいなぁ」

 妻は頷いています。

 タマちゃん弁護士らの尽力で、接見等禁止が一部解除され、2003年4月11日から毎週1回の割合で妻に面会できるようになっていました。ただし、面会の内容は「家族の生活に関する事項」に制限されています。面会室では横に刑務官がいて話を聞いていますから、「家族の生活」以外の話はできません。そこで、主語を省略したのです。刑務官は何の話か分からなかったと思います。

 妻に会えるとホッとします。と同時に申し訳ない気持ちになります。感謝の気持ちもわいてきます。

 面会に来るために、妻は子供を自分の実家に預けていました。子供を連れてきてほしいと僕は思ったのですが、「あなたのこの姿は見せられない」という妻の意見に納得せざるを得ませんでした。妻の実家の協力があったからこそ妻が面会に来ることができたのです。本当にお世話になりました。

 妻との面会のたびに申し訳なさや感謝の思いなどがいつもあったのはそういう理由です。

 5月と6月に立て続けに保釈申請が却下された時は、面会に来てくれた妻に「保釈却下、ごめんな」と妻に謝りました。もちろん妻は僕の保釈が却下になったことを知っているのですが、謝りたかったのです。でも、自分からそう言うのはつらかった。

 面会時間は30分しかありませんから、こんな話で暗くなっても仕方ないと思い、努めていろいろな話をしました。

ogurojru at 09:00│Comments(4)TrackBack(0)この記事をクリップ!小菅の拘置所で 

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この記事へのコメント

1. Posted by はせがわまさき   2008年06月06日 15:02
5 たとえ全面でなくても接見が解除されたことは、オグロさんにとって大きな支えになったのではないでしょうか?
しっかり奥様もでたらめな裁判をわかってくれている。オグロさんが無実であることをわかってくれている。そのことがどれだけ大きな力になったと思います。警察検察は、様々なえん罪 事件で、隔離されていることをいいことに嘘八百ならべるやり方は本当に卑怯です。
2. Posted by 北の投稿人   2008年06月06日 23:45
 検察や裁判所側は、公判で真実が暴かれるのがよっぽど嫌で、保釈を却下し続けたのでしょうか?嫌がらせとしか言いようがありません。そんなことをしたって、真実は一つしかないし、いずれ明らかになるんです。そんなことも分からない人たちにはあきれてしまいます。
 でも、保釈を却下された時は本当に悔しかったです!7名と家族はもっと悔しい思いをしたはずです。「いい加減にしろ」と言いたくなります。
3. Posted by 路地裏の猫   2008年06月07日 00:39
小黒さんの奥様はほんとうに力強い方なんですね。でも心の中は不安でいっぱいだったでしょうね。。。
わたしは、小黒さんが収監されている間、奥様はどのような精神状況で過ごされていたんだろうと気になりました。小さいお子さんがいますから公園やお友達がいる場所にも行っていたでしょう。そういう中でお父さんの事が話題になったりもしますから、なかなか話すことはできなかったでしょうね。無実とはいえ逮捕されたとなれば悪い事をしたんだと思われてしまうのが世間ですし。
そういう事を考えると、Y君は全く事件に関係のない家族までも巻き込んでしまったのですよね。。。(憤)
4. Posted by 東の番人   2008年06月08日 09:51
5 小黒さんの拘置所のつらい経験、拘置所内の詳しい話をお聞きしました。小黒さんだけでなく、小黒さんに関係のある方全てにとって辛かったのでしょう。この事件を許すことは出来ませんね!
また、JR東労組という労働組合は素晴らしい組織ですね!
革マル派と言われているのはウソなんですね!そのような素晴らしい組織の一員である小黒さんは、そういう意味では恵まれていますね!
これからも、頑張って下さい!応援してます!

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