2008年05月03日

64回 僕は甘かった

 N検察官から起訴を宣言されたあと、杉並署留置場の担当さんから紙を渡されました。「接見等禁止決定」と記された紙に、「第1回公判期日終了に至るまで接見禁止」などと書かれています。

 えー! またか! また接見禁止をつけられた! ということは、ここを出られないのか?! N検察官の言うとおりにしたのに出られないのか?! それでも、もう取り調べを受けずに済むという安堵のほうが大きかったです。

 夜になってヒゲの弁護士が接見に来てくれました。

 「取り調べが終わってホッとしました」

 「そうだよね。よかった。これから保釈請求して、ここから出してあげるから」

 夜、睡眠誘導剤をのんで寝ました。倒れて以降ずっと服用しているのです。

 ヒゲの弁護士は11月28日に保釈請求をしてくれましたが、東京地方裁判所で12月5日に却下されることになります。刑事訴訟法89条4号5号に該当するというのがその理由です。刑事訴訟法89条4号5号の条文は、被告人(僕のことです)が証拠隠滅などをする恐れがある場合は保釈しなくていいという内容です。

 犯罪をしていない僕が一体何を隠滅するというのでしょうか。裁判所が僕をそう見ているというのはショックです。裁判所は真実を見抜く人の集まりだと思っていました。でも、その期待は幻想なのかもしれません。

 12月19日には「公判期日召喚状」が届きました。そこには「平成15年2月25日午後1時30分に公判を開廷する」と記されていました。

 「裁判が始まったら2〜3カ月で出られる」とN検察官は言っていましたが、その裁判が始まるまでに2〜3カ月もかかるのです。

 一刻も早く保釈されたいという思いでN検察官にすり寄った結果がこれです。N検察官の言いなりになって供述調書をつくられた結果がこれです。

 甘かった。僕は甘かった。自分の甘さを見つめる日が始まります。

ogurojru at 09:00 │Comments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ! 2回目の10日間勾留延長 

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この記事へのコメント

1. Posted by 静岡の鉄道好き労働者    2008年05月03日 22:20
4 見に覚えのない罪で逮捕され、何も悪いことをしていないオグロさんが、証拠隠滅の恐れがあるから保釈できないというのは、どうみてもおかしいです。警察・検察の横暴でしかありません。裁判所も真実の裁きをするのが当然でありながら、それが出来なくなっています。日本の司法制度は終焉の時かもしれません。
2. Posted by 北の投稿人    2008年05月03日 22:49
釈放されることを待ち望んでいた所に、更に接見禁止をかけ、長期勾留をする権力は、卑劣極まりありません。ジワジワと追いやることで、裁判でも筋書き通りの証言をさせるつもりなのでしょう。しかし、彼らも考えは甘かったと思います。この悪意に満ちた弾圧に対して、家族の愛と東労組の団結力が、オグロさんを支え奮い立たせていくのですから…
今日は憲法記念日です。憲法を改悪させないために立ち上がりましょう!

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