2010年03月14日

希望の光

 最高裁判所の小さな会議室で僕らの話に耳を傾けてくれるのは55歳前後の男性です。白髪交じりで、ごく普通の感じの人です。この人が30分時間を取ってくれます。

 最後に「これは必ず主席書記官に伝えます」と言ってくれます。主席書記官から調査官に伝えられ、調査官から第3小法廷の5人の裁判官に伝えられます。ですから、最初のこの人に理解してもらうことが非常に重要です。

 出席した職場のリーダーたちが一人ひとり意見を話します。

「この事件はつくられたものです」

「職場の仲間は有罪を認めません」

「これは冤罪です」

「公正な裁判を求めます」

 この間ずっとメモを取っているだけです。

 しかし、僕が話した時この男性はメモを取りながら僕のほうを見ました。

 権力の冷たさは身に染みて分かっています。でも、その権力の中にいる人間一人ひとりは温かいことも知ってます。裁判所の冷たさと違って、誠実な対応をしてくれて、きちんと話を聞いてくれる人がいるのです。

 真っ当な心を持つ人間が最高裁にいる限り、希望の光は消えません。

ogurojru at 00:36│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!最高裁へ 

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